レディ・イン・ザ・ウォーター 特別版 [DVD]

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シャマラン監督の映画はなんのかんのいって『アンブレイカブル』以外全部観てるな。今回もハリウッドスタンダードを大きく外しにかかっていてなかなかアレな作品だった。この映画がいわんとしたことは、「信じることの大切さ」といういたってシンプルなものだだろう。だって登場人物全員が、おとぎ話が現実に起きていることを誰一人として疑おうとしてない。みんな馬鹿正直に管理人のアタマおかしいとしか言えない話を信じ込んで物語が進んでいくんだからすごいと思う。いや、もしかしたらシャマランは、映画で現実世界でのおとぎ話をやりたかったのかもしれない。だから、馬鹿正直にありえない話を信じるなんて言ったら野暮なんだろうな。

1日…社宅選びと内定者懇親会のため大阪本社へ。社宅に関しては、想像をはるかに超えるいい部屋を見つけられたので大満足。夜の懇親会は、会社近くの中華料理店で2時間ほど。その後1年先輩の2人と2次会。2人ともすごく話しやすくて素敵な人たちだった。

2日…難波散策。ごちゃごちゃ感がすごい。



音楽
THE SWEET VANDALS: The Sweet Vandals

3日…映画『ゴッド・ファーザー』BSで放送されていたからつい見てしまった。

nit5952007-02-27

クラッシュ [DVD]

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観終わったあとは、いい作品だとなあと思っていたが、直後に『21g』を観たため相対的に駄作に思えてきた。多くの登場人物が各々他の人物と少しずつ関わりを持って話が展開するのだが、人物多すぎと時間の短さで、話はおもしろいが、奥行きのない薄っぺらい印象になってしまった。この作品は、アカデミー賞作品賞を受賞したらしいが、多様な人種が住む社会で差別や偏見を越えいかに共生していくか、というテーマは、アメリカ人にいかにも受けそうな話だと思う。
あと個人的には、ペルシャ人のオヤジが、鍵屋を殺そうとする場面が一番よかった。

21グラム (初回出荷限定価格) [DVD]

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すごい。比べるのは申し訳ないけど、『クラッシュ』が軽い映画に見えてしまう。ショーン・ペンの演技も素晴らしいけど、ここでは、絶対にベネチオ・デル・トロだ。なんだ、こいつは?お前は本当に演じた役と同じ経験をしているんじゃないかと思えるほどリアルな演技を見せている。不運に見舞われながらも、それでも神を信じて、誠実に生きようとする男が、囚人に「お前は地獄に落ちるぞ」と言われ、「地獄はここだ」と自分の頭を指差し答えるシーンは思わず鳥肌が立った。もっと言いたいことはあるんだけど、なかなか凄さを表現できない。今年(といっても公開は2004年)一番映画かも。



http://www.asahi.com/national/update/0224/SEB200702240003.html
このあいだ、佐世保のアーケード街を歩いていたら、やたらアメリカ人が多かった。原因はレーガン入港である。公園では、入港に反対する団体が決起集会まで開いていた(現実的に効果ないんだからやるなよ)。
多くの方々は、普通にしているから別にいいんだけど、たまに凄い奴らがいるから、思わず「国へ帰れ!」と叫びたくなる。20人くらい固まって歩くとか、50メーター先まで聞こえるんじゃないかと思えるくらい大声出しながら話をするのはまだいい。問題は、道端でピコピコハンマー持ってチャンバラする輩がいたことだ(しかも道の幅をせいいっぱい使って)。ピコピコハンマーは、刀じゃない。頭を叩くものであって、それ以外のところを叩くのは間違えだし、何より通行人の迷惑である。こういうアメリカン人がいかにも考えそうな行為は即刻止めていただきたい。

25日…バイト。看板持ち。8時間。
26日…皮膚科の病院へ。顔に液体窒素をかけるという治療を受ける。午後ねこ町散策。途中気のよさそうなおじさんに「何かの調査ですか?」と声をかけられる。そのおじさんとしばし歓談。ねこ町は文字通り猫が多く、おじさんおよび町の住人は困っているらしく、メス猫を見つけしだい不妊手術を行っているそうだ。「どっからかわからんけど、猫が外から来よっとですよ」と。

nit5952007-02-23

バイト。新築の老人ホームに什器等を搬入するお仕事。最初は、絶対きついだろうなあって思ってたけど全然そんなことはなかった。なぜか?人多すぎ!15人も要らねえよ!なにか作業やってたら必ず何人か手持ち無沙汰になって無駄。この上なく無駄。無駄だから僕も含めて4人予定時間より30分早く帰された。給料変わらないからいいけど。

アルバートハモンド・ジュニアの大阪公演は最悪だったらしい。客のノリが悪かったからか、客席ガラガラだったからか、あるいは、機材がトラブル起こしていたからか分からないが、本人の機嫌が悪かったらしい。途中からギター弾かなかったってどういうこと?東京ではニコニコしてたらしいのに。行かなくて良かった。

今日は久々バイト。農家に肥料を配達する仕事。1袋20キロの肥料を300くらい運んだと思う。朝7時から残業で夜の7時まで。かなり疲れた。

一緒にバイトした人が車でビートルズの『LOVE』をかけていたことから、ビートルズ談義で少し盛り上がる。

Love

Love

今日は、引越し以来手を付けていなかった荷物の整理に着手した。大阪へ何を持っていくべきか、いろいろ考えながらやる。

ULTRA BLUE

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伝説のライヴ -How The West Was Won-

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夜友達のS君と3時間ビリヤード。

nit5952007-02-18

『太陽』(アレクサンドル・ソクローフ)という映画を観た。終戦直後昭和天皇が現人神から人間宣言を行うに至るまでの過程が描かれている。この作品の魅力は、イッセー尾形の神がかった演技に集約されると思う。僕自身は、昭和天皇の存在は写真でしか認識していないのだけど、劇中本物に見えて仕方がなかった。『太陽』は、日本での上映が危ぶまれた上に、企画段階で天皇の役を引き受ける日本人役者はいないだろうと危惧されていたそうだ。そんなタブーに挑戦しただけでも、イッセー尾形は映画史上に名を残す存在になったと言えるのではないだろうか。本当に彼は偉大な俳優であると思う。
皇后(桃井かおり)とのぎこちない会話のシーンが忘れられない。

夕方、H君とビリヤードをしたあと、高専近くの佐世保バーガー店でベーコンバーガーを食べる。夜地元のコンビニでボーチャン偶然再会。

リチャード・ニクソン暗殺を企てた男 [DVD]

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スコセッシの『タクシー・ドライバー』を彷彿とさせる(時代設定も近いし)。僕は、社会的弱者が社会に復讐する話に弱い。なんだかシンパシーを感じてしまう。なぜなら・・・・、これから先は誤解を招く書き方しかできないので控えます。あと、ネットなんかでは退屈なんていう意見が目立ったけど、どこが?って言いたくなるくらい緊張感にあふれていた。主人公が上司にいびられるシーン、別居中の妻に新しい恋人ができていたのを知るシーン、おまけにその妻に離婚届を出されるシーン。どれもこれもこっちが泣きたくなるくらいショーン・ペンの演技は素晴らしかった。