nit5952007-02-27

クラッシュ [DVD]

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観終わったあとは、いい作品だとなあと思っていたが、直後に『21g』を観たため相対的に駄作に思えてきた。多くの登場人物が各々他の人物と少しずつ関わりを持って話が展開するのだが、人物多すぎと時間の短さで、話はおもしろいが、奥行きのない薄っぺらい印象になってしまった。この作品は、アカデミー賞作品賞を受賞したらしいが、多様な人種が住む社会で差別や偏見を越えいかに共生していくか、というテーマは、アメリカ人にいかにも受けそうな話だと思う。
あと個人的には、ペルシャ人のオヤジが、鍵屋を殺そうとする場面が一番よかった。

21グラム (初回出荷限定価格) [DVD]

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すごい。比べるのは申し訳ないけど、『クラッシュ』が軽い映画に見えてしまう。ショーン・ペンの演技も素晴らしいけど、ここでは、絶対にベネチオ・デル・トロだ。なんだ、こいつは?お前は本当に演じた役と同じ経験をしているんじゃないかと思えるほどリアルな演技を見せている。不運に見舞われながらも、それでも神を信じて、誠実に生きようとする男が、囚人に「お前は地獄に落ちるぞ」と言われ、「地獄はここだ」と自分の頭を指差し答えるシーンは思わず鳥肌が立った。もっと言いたいことはあるんだけど、なかなか凄さを表現できない。今年(といっても公開は2004年)一番映画かも。



http://www.asahi.com/national/update/0224/SEB200702240003.html
このあいだ、佐世保のアーケード街を歩いていたら、やたらアメリカ人が多かった。原因はレーガン入港である。公園では、入港に反対する団体が決起集会まで開いていた(現実的に効果ないんだからやるなよ)。
多くの方々は、普通にしているから別にいいんだけど、たまに凄い奴らがいるから、思わず「国へ帰れ!」と叫びたくなる。20人くらい固まって歩くとか、50メーター先まで聞こえるんじゃないかと思えるくらい大声出しながら話をするのはまだいい。問題は、道端でピコピコハンマー持ってチャンバラする輩がいたことだ(しかも道の幅をせいいっぱい使って)。ピコピコハンマーは、刀じゃない。頭を叩くものであって、それ以外のところを叩くのは間違えだし、何より通行人の迷惑である。こういうアメリカン人がいかにも考えそうな行為は即刻止めていただきたい。

25日…バイト。看板持ち。8時間。
26日…皮膚科の病院へ。顔に液体窒素をかけるという治療を受ける。午後ねこ町散策。途中気のよさそうなおじさんに「何かの調査ですか?」と声をかけられる。そのおじさんとしばし歓談。ねこ町は文字通り猫が多く、おじさんおよび町の住人は困っているらしく、メス猫を見つけしだい不妊手術を行っているそうだ。「どっからかわからんけど、猫が外から来よっとですよ」と。