日本三大奇書のひとつ。著者は夢野久作。読んだ者は必ず一度は、精神に異常をきたすといわれる小説だそうです。いやあ、世界観がいいです。大正時代九州大学で精神病患者が訳のわからない治療を受けるという物語(まだ途中までしか読んでないのでなんともいえないけど)。といってもこれはかなりおおざっぱな粗筋で内容はとても簡単には説明できません。読み進めていくと、秀才教授の論文「狂人の一大解放治療場」、「絶対探偵小説 脳髄は物を考えるところに非ず」や『ドグラ・マグラ』の小説が出てきて混乱してきます。映画もあるそうなのでぜひ見てみたいです。