七号病室

七号病室

泰平の世では狂人とされ、乱世では英雄となる。読み進めていくうちにその人物が作者自身であることに気づく。正常な人間などこの世に存在しない。正常か異常かはその人をとりまく環境、時代、社会によって決まる相対的なもの。狂っているのは革命を夢見る人間か、日常に満足する我々か(していないけどね)

天皇制の論じ方―タブーなき言論、テロルなき討論を 』(鈴木邦男
16年前に出た本だけど、今でもじゅうぶん読める。というか現在の保守派が幅を利かす時代と比較できるのがおもしろい。あと森達也がテレビで言ってたけど、本当に本には連絡先として自宅の住所と電話番号が書かれていた。なんて人だろう。